農林環境専門職大学短期大学部からの研修生服部蓮君の感想
HPのトラブルで掲載のタイミングを逸しておりましたが、静岡県農林環境専門職大学学生研修(令和6年4月15日~5月31日)服部蓮君の感想を掲載します。暑い中、お疲れさまでした。
今回の研修では実際の農業の現場で働くことで、学校では得ることのできない様々な経験、知識を得ることができました。
これまでは栽培管理など作業をする際「どうやるのか、何をするのか」しか見ていませんでしたが、今回の研修で「これを何故やるのか、どのような効果と何故その効果が表れるのか」といった原理を知ったうえで作業することは、学校での管理作業時や別の農場に行ったとしても応用が利きやすいためこの考え方はとても大切と実感しました。
また、「どの作業から優先的にやるか、どうしたら早く作業が進むか、次の作業がしやすくなるか」等考えながら作業することで、より効率よく作業を進められるため、これはどんな作業であっても意識しておく必要があると学びました。
作業中や毎日行う給排液調査の時など、作物の様子や給排液のECや硝酸イオンの変化から日々改善していく姿勢もとても大切と思いました。またECや硝酸イオンといった数字だと変化が一目でわかるので改善しやすいと感じました。
収量や環境データ等、データの収集と利用も少し手間はかかりますが、過去のデータと比較することで「どこが違ったのか、次はどのようにするべきか」を考えやすくなるため手間やセンサー等のイニシャルコストがかかっても、それだけ価値のあるデータが手に入ると実感できました。「農業はサイエンス」という言葉にすごく納得しました。
今回の研修で得たものを今後に活かして、より良い農業者になれたらと思います。1か月半ありがとうございました。
静岡県立農林環境専門職大学 短期大学部 2年 服部 蓮
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