投稿久々です。4月から8月までの近況報告。

おひさしぶりです。栽培担当をしている飯田です。

前回の記事からだいぶ間が空いてしまいました。

ずいぶんサボってしまいました、申し訳ありません😢


4月~8月までの弊社の状況などをお伝えしたいと思います。


まずトマトの方です。

弊社では5段で栽培し、4区画で周年栽培しています。低段密植×リレー栽培です。

今年の取り組みとしてこの基本形を変更することにしてみました。

開花時期が高温に当たると収量が落ちてしまうのが弊社の課題でした。

開花が6月~8月だとすると、9月~11月の収穫量が大幅に落ちてしまっていました。

図は過去の作の収量と平均開花温度をグラフ化したものです。


3段目以降の収穫量が減ってしまうので、思い切って3段摘心にし、作の回転を早めることにしました。これに伴い4区画から5区画での栽培に変更にしました。


実際に9月から11月の収穫量が増えるかが分かるのはこれからです。

例年よりも増えてくれると嬉しいです。

今年は6月後半から30℃以上になることがあり、今は少し涼しくなってきましたが、

暑い期間が長い夏だったのかなと思います。

この高温期間の栽培は本当に課題ですね。


次にメロンです。

8号ハウスでは2年目になります。


良かった点としては、今年は昨年よりも病害虫被害を減らすことができ、販売品率を上げることができました。一度発生してしまうと防除が難しいので早めの防除が大事ですね。

定植初期から定期的にイオウなどを散布していました。

交配までにいかに丈夫な樹をつくるかが大事です。


また今年は交配作業をミツバチにお願いしました。

交配日のチェックは手作業になってしまいますが、かなり省力化ができました。

着果率もほぼ100%で来年もお願いしたいです。


反省点してはネットの綺麗な形成と大きさです。

4作行ったのですが、作によって優劣に差がある結果になってしまいました。

交配後の果実肥大期の給液方法でこの差はついてしまいます。

4作での違いを分析してどのタイミングでどのくらいの給液がベストか考察できたので

来年に生かせたらと思っております。


メロン収穫が終わり作業量が落ち着きました。

今年度前半の反省をしっかりして秋冬の栽培につなげたいと思っております。


それではまた。


飯田











(株)静岡アグリビジネス研究所

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