トマトの成長日記①~二次育苗~
寒暖差の大きな時期になり、ゆっくりと成熟した弊社のトマトも糖度が高くなってきました!
朝夕は特に冷えるのか、カエルは水道横のパイプ内で暖を取っていました。
先日(10月8日)「1日職場体験」の学生さんに播種して頂いたトマト苗の二次育苗を、10月29日に行いました。品種は”桃太郎ホープ”です。今回の苗は、3週間の苗テラス育苗期間中、蛍光灯が一部切れ、徒長してしまった株もあり、生育が心配されましたが、予定通りに2次育苗を開始することが出来ました。
鉢上げ時には倒れていた苗も、翌日には一斉に元気に立ち上がり、順調に成長しています。
10月30日には忌避剤「ベミデタッチ」を散布しました。「ベミデタッチ」は、複数の病害を伝搬する「コナジラミ」が忌避し、また吸汁や交尾を阻害する食品添加物由来の製剤です。”桃太郎ホープ”はコナジラミが伝搬する黄化葉巻病に耐性を持つ品種で、黄化葉巻の病徴は出ませんが、ウイルスには感染するので、知らず知らずのうちにウイルスをもったコナジラミを他圃場に蔓延させる危険性もあります。耐病性品種であっても、害虫であるコナジラミを他圃場に蔓延させないように毎作散布します。
これから気温は下がっていくのでコナジラミも過度に増えませんが、事前の防除が大事ですね。
予定では10日後(11月8日当り)には本圃(5号西)の片付けが始まり、およそ2週間後(11月12日)には本圃に定植となります。
再来週は少し忙しくなりそうです。
今後、本作の成長過程を収穫まで、追って行けたらと思います。
社員 木邨
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