今年の高糖度プレミアムトマトの栽培計画

8号温室(8-1区画約600株、8-2区画で約500株、8-3区画で370株)で桃太郎ヨークの購入セル苗を使って、高糖度トマト(プレミアムトマト)の生産を進めておりました。

今年のプレミアムトマトは、150gくらいの大型(野球ボール大)で、糖度7度以上の高糖度トマトを目指して、2月中旬から4月中旬の3回に分けて順次出荷予定です。プレミアムのネーミングには、とてつもなく糖度を凝縮させたトマトではなく、食べておいしく幸せが感じられる、リーズナブルな価格のトマト生産を目指すことを込めています。トマトは、スーパー田子重様で販売いたします。

さて、購入時のセル苗の色が薄かった(写真①)ので、EC1.8dS/mの培養液に漬けた後に、Dトレイに定植(写真②)したのですが、数日後に6割程度の株の成長点(頂端分裂組織)が消滅し芯止まり(写真③)になってしまい、側枝の成長を待つしかなくなりました。写真④は、10月26日の側枝の伸びた苗の状態です。

下記写真①は到着時(10月12日)のセル苗。

下記写真②は、定植直後のセル苗。

下記写真③は、定植5日後(10月17日)の芯止まり株。

下記写真④は側枝が伸び始めている株(10月26日)


次善の策として、8-1区画分は10月28日に新規に播種しなおし、8-2,8-3は芯止まり株の側枝を伸ばして開花、着果させる予定で、何とか当初の出荷予定をクリアーしたいと考えています。乞うご期待ください。

代表取締役 糠谷 明

(株)静岡アグリビジネス研究所

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