下葉欠きビフォーアフター
本日2回目の更新、渡辺です。こんにちは。
ここ静岡では昨夜から雷がゴロゴロゴロゴロ鳴っています。さっき近くで鳴ったと思ったらインターネットが切断されて書きかけのブログが1つ消えました。悲しい。
さて、今回は渡辺は下葉書きが好きだよ!というお話です。
トマトの生育に役立っているのは成葉で、早くから展開して葉齢の進んだ下葉は病害の誘発源となります。そこで、古くなった下葉を摘除することを下葉欠きと言います。
主な目的には
①風通しを良くすることで、葉カビ病などの病気や害虫の被害リスクを減らすこと
②葉が混み合って光が通りにくくなると果実の色づきが悪くなってしまうためこれを防ぐこと
③よけいな葉を欠くことで果実に養分をまわすこと
などがあります。また葉の枚数を減らすことで蒸散をコントロールすることができ、植物体の消耗を抑える効果もあります。
Dトレイの養液栽培の場合、葉の枚数はおおよそ12~13枚程度になるように管理しています(10枚以上あれば大丈夫)。実際の枚数は季節や植物の状況を見て変えています。
私が下葉欠きが好きな理由は、混み合った下葉をとることで、圃場がすっきり綺麗に見えるからです(下葉を切る行為自体も好きですよ)。
例えばこれは先週5号ハウス西のトマトの下葉欠きをしたときの写真。
2枚の写真の角度が違うので実際より広く見えてしまっていますが、全体的にすっきりして通路も少し広くなったのがわかりますか?(黄色い線入れた位置は同じじゃないです…)
この時は1,2枚しか欠いていなかったのですが、それでもかなりすっきりします。
これから1段目のトマトがもう少し肥大してくるので、そうしたら今度は1段目の果実が見えるくらいにまで下葉を欠きます。
果実が見えるくらいに下葉を欠くともっと通路が広くなって見た目のすっきりさも段違いですよ~。
そうそう最低限10枚あればよいといわれておりますが、ずっと10枚で推移したトマトを育ててみたことがありません。
1回実験してみたいなーーーー!!社長、1,2本で実験してみても良いですか?!
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